Xperia 雑感

ソニー・エリクソン製の Android ケータイ Xperia が、4月上旬に docomo から発売される予定になっています。

iPhone でソフトバンクに押されっぱなしのドコモは、この機種の宣伝に力を入れているようで、メディアにもだいぶ取り上げられています。

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この記事を見てもそう思いますけれど、ソニーが手がけているだけあってハードウェアはしっかりしていてよさそうですね。ただ、今どき前面にソニーエリクソン、そしてXPERIAと大きくロゴが入っているデザインというのはどうなのでしょうか。最近は、デザインそのものがアイデンティティになるくらい個性的なものが望まれていて、前面にはロゴをいれないですよね。Apple の iPhone や Google の Nexus One など、どちらも使っている時にユーザーが見る前面にはロゴは全く入っていません。毎日接する使い手から見ると、ロゴは単なるノイズにしかすぎませんからね。前面にロゴが大きく入っていると、まるで20世紀の製品であるかのように古くさく見えてしまいます。「昭和」を感じさせるデザインですねw

キャリアはドコモで回線品質は悪くないと思うのですけれど、通信費は wifi なしで月あたり約6000円と結構高めですね。対する iPhone / ソフトバンクの方は wifi つきで月あたり約5000円ですから、使い続けた時の価格差は結構大きくなります。

しかし、ここで心配になるのがソフトウェアです。ソニーエリクソンがUXライブラリというのを追加した上で、TimescapeといったSNS/写真管理ソフトや、音楽・ビデオ再生のメディアスケープ、そして音楽販売の mora と言ったソフトを追加しています。Webでビデオを見ただけなのですが、これらのソフトはあか抜けない印象がありますね。

これまで、VAIO も買ってつかったことがあるのですが、これにはソニー製のアプリがたくさん追加されています。ところが、これらのアプリを使ってみると、ウインドウズの欠点を特に埋めるものではなく、単なる付加アプリでしかありません。しかも、これらのソフトウェアはデザインも機能も冴えないもので、一度試しに起動してみたあとは二度と使おうとは思いませんでした。ウインドウズの動作が重くなるだけなので、結局すべてアンインストールして、素のウインドウズに戻して使っていました。Xperia も同じ結末になるのではないかという予感がします。


Timescape は見た目は派手なのですが、Twitter や Facebook を使うには機能不足ですね。結局それぞれのサービスの専用ソフトを入れて使うので、Timescape は一度試しに起動したあとは、二度と使わない気がします。こういうソフトは動作を重くするだけなのでアンインストールですね。

Mediascape は、アンドロイド標準の音楽ソフトがシンプルすぎるくらいなので、これはいいのかもしれません。 アーティスト名から、そのまま YouTube が検索できるのは面白そうですね。

Mora は音楽販売サービスなのですが、日本製だけあって高価格で曲を販売するくせに低ビットレートで低音質です。また、買ったファイルはコピープロテクトDRMのおかげでダウンロードしたXperia専用になり、他の機械へ移すこともバックアップを取ることもできません。進化の速い Android のことですから Xperia もそう長く使い続けるとはとても思えないのですが、機械を買替えたときには曲は全部捨てることになりますね。このような制限が多い Mora から曲を買う気にはとてもなれないですね。さすがは文化庁の推進する合法ダウンロードサービスです。こんなくだらないことをやっている文化庁そのものも仕分けすべきでしょう。即刻アンインストールです。

Mora などより、Amazon MP3 を入れてもらいたいものです。まあ、iTunes Store / iPhone の組み合わせでDRMフリーの曲を買うのので、アンドロイドを中心的に使うとは思えませんから、究極的にはどうでもいいですけれど。

カメラ機能は高機能で一見よさそう。でも、ケータイカメラの小さいレンズに過剰機能にも思えます。操作が煩雑になっていないのでしょうか。また、スマートフォンでは単にカメラアプリで写真を撮るだけではなく、カメラアプリと画像処理ソフトを組み合わせて使うところに面白さがあります。たとえば、fxcamera を使うと面白い効果がかかった写真を撮ることができます。

このような画像処理ソフトと、ソニエリが追加した高機能カメラアプリが干渉しないかという懸念があります。もし干渉してしまうと、せっかくのスマートフォンの機能が生かせません。

あと、Xperia ではメニューの背景に画像が入れてありますね。この背景が明るい青から水色という明る目の色になっています。このような背景に対して、白文字は見づらいと思います。メニュー画面はシンプルに黒背景にしろ文字にしてもらいたいですね。ここは最も改めてもらいたい点です。下の記事の下の方に写真がありますけれど、メニューはとても見にくいですね。なんでこんな見づらい配色にしたのでしょうか。

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あと、ソニーエリクソンで追加したというUX ライブラリのできが不安です。スマートフォンはアプリを追加して使うものですが、アプリ開発者がソニエリのためにチェックをするとは思えません。チェックは標準のGoogleが提供するライブラリでしか行わないでしょうから、UXライブラリがアプリ動作の邪魔をして足を引っ張るのではないかという懸念があります。

こうやって考えてみると、なんだか Android のいいところに、ガラケーの悪いところを併せ持つケータイのように思えてしまいます。このケータイの良い部分は Google から、ごてごてしたアプリやSIMロックなどの悪い部分はドコモ・ソニーから来ているのかなww 

結局、Xperia のハードウェアに、Google が提供する 純正OS の組み合わせの方が望ましかったと思います。純正OSバージョンも出してくれないものでしようか。MediaScapeなどのソフトは、追加ソフトの扱いで十分だった気がします。ごてごてとした不要なソフトウェアを強制的にバンドルするのは、日本製のパソコンと同じで製品の魅力をスポイルすると思います。

実は、印象を決定的に悪くしたのは、Xperia スペシャルサイトです。このサイトは、日本のWebサイトによく見られる悪いデザインの典型に思われます。サイトを開くと、JavaScriptを使って勝手にウインドウサイズを変更するところに始まり、ブラウザを最も垢抜けないInternetExplorerに限定していますね。IE限定なんて10年前の仕様ですよね、やっぱり20世紀です(そのわりに、Chromeのチェックを忘れていて見られるところがますます古くささを感じさせます)。また、ページ遷移にいちいちアニメーションが入っていて無駄に時間がかかり、ウザッタイことこの上ありません。最初は目を引かれる気もしますけれど、2回目からはこの邪魔なアニメを止めてくれと思います。そんなアニメーションよりも、必要な情報をさっと見せてくれるシャープな洗練がほしいと思います。サイトのこの無駄なアニメーションが、Timescape や Mediascap といった Xperia の搭載ソフトと同じセンスの悪さを感じさせてガックリきました ww

しかし、ハードウェアは魅力的ですし、ドコモの回線品質もいいですから、結局は使ってみたいと思うかもしれませんけれどw 悩むところではあります ^ ^ ;;